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vol.01 森は語る

 


早いもので私はもう30年も飽きることを知らず、森への旅を続けてきた。

人は進化の過程で森を故郷としているためか、森の中では心が優しくなり、

静かに歩いていると、感性がほぐされて、とても自由な気持ちになってくる。

幸い日本は、地球上でもっとも豊かな表情を持つ美しい森林を持っている。

南北に長く、複雑な気候によって、日本列島は亜寒帯から亜熱帯までの多様な森林を

見ることができる。それが季節により移り変わり、繊細で優しく変化に富んだ表情で

我々を迎えてくれる。こんな恵み豊かな森に触れることができる国に生まれた幸運を、

森で暮らす命あるすべての生き物たちと共に喜びたい。

木や森とつきあうには急がず、ゆっくりと時間をかける必要がある。

長い時間をかける方法でしか、彼らの声を聞くことができないように私には思われる。


 

  カンチェンジュンガ山麓のシャクナゲ
  冬の阿寒の森
  アマゾンの熱帯雨林保護区にて
  ギアナ高地 エンゼルフォール
  森は語る
  ホームページを開くにあたって

 


 

ホームページを開くにあたって


無駄を削ぎ落として生きたいと考えていました。

しかし、写真を取り巻く状況が大きく変わりました。

最近、舵を切る必要を感じました。

今日から、日本列島の北の片隅からホームページを新規に

「アトリエ・北こぶしの森」を始めます。

ここは社会に向けての窓となり、

私の半世紀に渡った行動から持ち帰った写真を見て頂く所となります。

山や自然の中で積み上げてきた経験を、

写真と言葉を織り交ぜて書く予定をしています。

我が家の裏の森の季節の移ろい、

身近にある屈斜路湖や阿寒の森もお伝えできたら素晴らしい。

こんな事を書いていると気持ちが高まってきます。

全くの自由人である私は、環境問題などにも理想を語ることが可能です。

窓を開いて2011年1月29日スタートします。

 

 

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